Blog
ブログ
2016年1月10日
ジョブズの名言2
スティーブ・ジョブスの名言
「過去ばかり振り向いていたのではダメだ。自分がこれまで何をして、これまで
誰だったのかを受け止めた上で、それを捨てればいい。」
1985年、ジョブズは30歳の誕生日を迎えた。
前年にはマッキントッシュという革命的な製品を世に送り出し、喝采を浴びた。
徐々に売れ行きが落ち込んではいたが、まだまだジョブズは成功者であり、誕生
パーティには1000人もの人が集まった。ボブ・ディランがスケジュールの都
合で出席できず、代わりにエラ・フィッツジェラルドがステージに登場するとい
う豪華版だった。
ジョブズにとって30歳は一つの節目だった。
人は人生の最初の30年で習慣をつくり、残りの30年は習慣によって生きる。
一つの型にはまった人間が新しい何かを生み出すのは難しい。20代で素晴らし
い作品をつくり上げた芸術家が、30代、40代で輝きを失う場合があるのは、
そのためだ。
30歳になったジョブズは、まだまだ新しい何かをつくる意欲に溢れていた。
「もし人が芸術家として生きていこうとするならば、過去ばかり振り向いていた
のではダメだ。自分がこれまで何をして、これまで誰だったのかということをき
ちんと受け止めた上で、それを投げ捨てればいい」と考えていた。
誕生日の数ヵ月後、ジョブズは意に反してアップルを去ることになるが、「アッ
プルの成功者」という殻を脱ぎ捨てることで、新たな創造へと漕ぎ出すこととな
った。
今まで生きてきた経験や体験を経て、知恵と創造性を膨らませる。時には苦い経験が
新しい価値への第一歩を踏み出しにくくしているのかもしれない、人生とは自分自身
との闘いなんだと改めて感じました。